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最後の10分が・・・。 [ブンデスリーガ]

一昨日の夜、NHK-BSで録画中継をしていたHoffenheim対BayernMünchenの試合を見ていたのですが、Bayernがあまりに強くて、後半の途中で6-0! エースストライカーのレバンドフスキが骨折して離脱しているので心配していたし、代わりに出場したズィルクゼーはまだ18歳。Hoffennheimとはホームで引き分けているからそれも心配だったのですが、まったくの取り越し苦労。圧勝でした。

と思った残り10分! 急に試合が審判によって停められたのです。実況アナによると、Bayernサポーター席から不適切なバナー(横断幕)が掲げられたので、それを降ろさせるためなんだそうです。日本でも、人種差別的な横断幕が掲げられて、それで後日ペナルティが科せられたことがありましたが、試合中に審判が試合を停めるなんて、ドイツってやっぱりすごいなあと思って見ていました。

2,3分経って試合は無事再開、と思ったら!またすぐにストップ!今度はBayernの監督、会長(久々に見たピッチに立つルンメニゲ!)、そしてアドバイザリースタッフのオリバー・カーンまで出てきて、Bayernのサポーター席に駆け寄って、ものすごい形相でバナーを降ろすように言っていました。

ところがそのアホサポが降ろさなかったのか、審判が両チームの選手全員にロッカールームに引き揚げるように指示したのです! え?まだ10分あるけど?そうすんの? 

そんなこんなしているうちに選手たちがピッチに戻って来ました。やりにくいだろうなー、集中力も切れてるだろうし、と思っているうちに試合は再開。ところが!試合が再開されたはずなのに、ボール一つを両チームの選手全員でパス回しっこをしているだけなのです。え、練習?と思ったのですが、時計はどんどん動いています。後で知ったのですが、このアホサポに抗議する形で両チームの選手同士で話し合い、真剣な試合を見せるのはもうやめようということにしたのだそうです。もちろん審判も了解済み。何とも不思議な光景でした。試合時間使って遊んでる!何があったんだろうと思い、すぐにネットでドイツの新聞Bild紙や、ZDFにニュースを探しました。当然この試合のことは載っていて、Google翻訳の力を借りながら読みました。なんとなくしかわかりませんでしたが、今日になって日本のサッカーサイトもこの“事件”を報じ始めました。以下livedoorニュースからの貼り付けです。

ブンデスの闇 ホッフェンハイムのオーナー批判が波紋を呼ぶ

2月29日に行われたブンデスリーガ第24節ホッフェンハイム対バイエルン・ミュンヘンの一戦で、バイエルンの一部の過激サポーターたちが相手チームの出資者ディートマー・ホップを侮辱する内容のバナーを掲げた事件がブンデスリーガに大きな波紋を起こしている。

「ディートマー・ホップに向けられた執拗な敵対心を、我々は厳しく糾弾する」とブンデスリーガ(DFL)会長クリスチャン ザイフェルトは声明を出した。

今後DFLはこの事件の調査を進めていくが、以前にも同様の出来事が発生し、調査が難航したという前例がある。

29日の試合67分時点に「娼婦の息子」とホッフェンハイムの会長を揶揄する巨大な横断幕が立ち上がった。試合は0-6でバイエルンの勝利に終わったが、すぐに各メディアはこの過激派ファンの行為を糾弾した。

ゲームは一時中断し、ホッフェンハイムとバイエルンが対話を行った。再びピッチに戻った選手たちは、友好的なパスの送り合いを試合終了まで13分間程続けた。

バイエルンのCEOカール=ハインツ・ルンメニゲを含む上層部や、監督ハンス=ディーター・フリック、オリバー・カーンといった重鎮らをはじめとしたバイエルン所属選手らもこの過激派ファンの行いに怒りを示した。

ホップを抱擁し遺憾の意を表したルンメニゲは、「このような行いに羞恥心を感じている。バイエルンのこのおぞましい一面に関しては、言い訳することもできない。あらゆる手段を通じて彼らに対して釈明を求めていく」と述べた。

また、選手たちが試合を放棄したことについては、「あれは選手たち自身の意志によるものだった」と述べている。

ホッフェンハイムの出資者ディートマー・ホップへのこういった侮辱は今に始まったことではない。過去にはボルシア・ドルトムントの過激派ファンによる同様の行為が起きた経緯が有る。今回の事件により当時とられた処置が十分では無かったことが明らかになっている。

<貼り付け終わり>

このホップという人、IT長者で、その豊富な資金力でHoffenheimに出資して支えてきたそうなのですが、他のチームのサポーターからはその「成金」ぶりが快く思われていないのだそうです。ドイツサッカー協会はもちろんこのホップ氏を擁護していて、記事の中にあったDortmundのサポーターに対して厳しい処分をしていて、何と4年間Hoffenheimのホームスタジアムで行われる試合にはDortmundのサポーターは入場禁止だって!厳しい!でも差別行為の代償ってそういうことですよね。
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2020-03-04 23:23  nice!(0)  コメント(0) 
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日本人と言うだけで・・・。 [ブンデスリーガ]

新型コロナウイルスにおびえ、苦しむ日本ですが、ブンデスリーガで悲しい出来事が起きてしまいました。以下、Bild紙からの引用です。(訳はgoogle翻訳)

Japaner wegen Corona-Angst aus Stadion geworfen.
コロナ恐怖でスタジアムから投げ出された日本人。

Warn-Durchsagen vom Stadionsprecher. Desinfektions-Stände an den Eingängen. Die Angst vorm Corona-Virus hat längst auch die Bundesliga-Arenen erreicht. Und soll bei RB Leipzig sogar dazu geführt haben, dass am Sonntagnachmittag eine Gruppe japanischer Zuschauer aus dem Stadion geworfen wurde! „Ich habe das Spiel gegen Bayer Leverkusen besucht”, schreibt Taichi Hayashikawa bei Twitter. Der Einlass verlief zunächst ohne Probleme. „Wie auch immer, nachdem das Spiel begann, sagte mir ein Security-Mitarbeiter in der Red-Bull-Arena, dass ich mit dem Coronavirus infiziert sein könnte, weil ich Japaner bin. Innerhalb der ersten zehn Minuten des Spiels wurde ich rausgeworfen.”
スタジアムアナウンサーからの警告アナウンス。消毒は入り口にあります。コロナウイルスへの恐怖は、ブンデスリーガアリーナに届きました。そして、RBライプツィヒでは、日曜日の午後に日本人観客のグループがスタジアムから追い出されたと言われています! 「バイエルレバークーゼンとの試合に参加しました」と林川太一はツイッターで書いている。最初は問題なく入場できました。 「とにかく、試合開始後、レッドブルアリーナのセキュリティエージェントは、私が日本人だからコロナウイルスに感染する可能性があると言った。ゲームの最初の10分以内に追い出されました。」
Hayashikawa soll kein Einzelfall gewesen sein. Angeblich betraf es eine komplette Reisegruppe, die in Sektor C saß. Auch Takeshi Yamakado schreibt, dass japanische Gruppengäste das Stadion verlassen mussten. Immerhin habe sich die Security, die die Gruppe aus Asien mit zehn Mitarbeiten aus dem Stadion geführt haben soll, entschuldigt.
„Es ist niemandes Schuld. Aber es ist zu traurig, das Stadion bei begeisternder Atmosphäre verlassen zu müssen”, so Yamakado.
RB Leipzig hat den Vorfall intern geprüft. Letztlich war es ein Fehler der Security. „Der Sicherheitsdienst war angehalten, Personengruppen gemäß den Handlungsempfehlungen des Robert-Koch-Instituts aus potenziellen Risikogebieten, verstärkt zu kontrollieren", heißt es in einem Klub-Statement.
Und weiter: „Leider ist hier im konkreten Fall im Zuge der großen Verunsicherung, die aktuell auch bei uns zu diesem Thema besteht, in der Auslegung gegenüber unseren japanischen Gästen ein Fehler unterlaufen. Dafür möchten wir uns entschuldigen."
Wiedergutmachung will der Tabellenzweite der Bundesliga schnellstmöglich betreiben: „Wir versuchen bereits, die betreffenden Personen zu kontaktieren und sie zum nächsten Heimspiel einzuladen.“
林川は孤立したケースではなかったと言われています。セクターCにいたツアーグループ全体に影響すると言われていました。山門武はまた、日本人グループのゲストはスタジアムを去らなければならないと書いている。結局、アジアからのグループが10人の従業員がいるスタジアムから出たと言われているセキュリティは、謝罪しました。
「誰のせいでもない。しかし、スタジアムをエキサイティングな雰囲気の中から離れなければならないのは残念です」と山門は言いました。
RBライプツィヒはこの事件を内部で調査しました。最終的に、これはセキュリティの間違いでした。 「セキュリティサービスは、ロバートコッホ研究所の行動に関する推奨事項に従って、潜在的なリスク領域の人々のグループを監視する必要がありました」とクラブの声明は述べています。
さらに、「残念ながら、特定のケースでは、現在このテーマに関して大きな不確実性があるため、日本のゲストの解釈を間違えました。そのことをおaびします。」
ブンデスリーガの準優勝者は、できるだけ早く修正したいと考えています。「私たちはすでに関係者と連絡を取り、次のホームゲームに招待しようとしています。」

(引用終わり)

手違いとはいえ本当に悲しい出来事です。しかも、日本のネット上ではこの日本人団体が2月26日に日本を出国したことを取り上げて「ドイツに対して失礼だ」という意見がかなり多く見られるのも、悲しくなります。誤解が誤解を生み、人間同士が信用できなくなるこの新型コロナウイルス禍。はやく収まってほしいものです。


2020-03-03 15:10  nice!(0)  コメント(0) 
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